マンション売却における重要事項説明の流れと確認のポイント
下記は、中古マンション売却時の重要事項説明の流れと確認ポイントの一例です(一戸建てや土地売買の場合は、下記以外の事項もあります)。
■取り引き物件に直接関係する事項
1.基本的確認
・取引主任者の確認(説明者は確かに宅地建物取引主任者か)
・取引態様の確認(通常は「売買」)
2.物件の基本的な確認
・物件の概要(物件をしっかり特定できたか)
・登記記録(登記簿)
・完全な所有権で取得できるか(抵当権等は抹消を確認)、引き継ぐ権利は特定できているか
・売り主の信用力に不安はないか
3.法令上の制限
・都市計画法
・建築基準法
・その他法令 :物件の利用に費用等の負担はないか
4.耐震診断
・耐震診断の有無と内容
5.マンションの管理状況
・敷地の権利と内容
・共用部分/専有部分/専用使用権 の定めについて
→敷地の権利関係はどうか(敷地に借地権等はないか)
→共用部分、専有部分の利用や管理のルールはどうか(希望する利用は可能か)
・計画修繕積立金・管理費の定め(計画修繕積立金や管理費等の費用はいくらか)
・管理業者 (物件の管理状況はどうか)
■取引条件に関する事項
1.契約条件
・代金以外に授受される金銭の有無
・契約の解除に関する特記事項
・損害賠償金に関する予定や違約金についての特記事項
・手付金等の保全措置
・無理な契約内容になっていないか
・その他契約内容を理解できたか
2.その他
・金銭の貸借のあっせんの有無と内容
・瑕疵担保責任の履行について
・割賦販売の有無と内容
※上記は重要事項説明を受けるにあたっての参考資料であり、重要事項説明で確認すべき事項をすべて網羅しているものではありません。