不動産一括査定サイト利用の注意点

不動産の一括査定は、売却予定のマンションの住所や築年数・広さなど簡単な情報の入力で簡易的に査定が受けられる便利なものですが、注意すべき点もあります。

依頼主であるあなたの状況を整理してから依頼しましょう。

注意すべき点の一つ目は、事前準備をせずに査定を依頼してしまうことです。
ここでいう事前準備とは、売ろうとしているマンションの情報と売り主であるあなたの状況を整理することです。

・なぜ、マンションを売却するのか?転勤?ローンの返済?これによって、売却した後の住居を、買うのか、借りるのか?
・いつまでに売却したいのか?いつまでに引っ越ししたいのか?
・ローンの残金と自己資金。新居購入の場合は今後の資金計画はどうなっているのか?
・マンションを購入した際の資料(パンフレット・図面・重要事項説明書・管理規則など)や登記簿
などです。

もうひとつ事前準備しておいたほうがいいことは、インターネットやチラシで周辺の似たような条件(広さ・築年数など)の中古マンションがいくらで売りに出されているかなどの相場の金額を確認することです。

なぜなら、査定を依頼された各社はそれぞれの査定条件をつけて金額を提示してくるので、様々な条件・価格が集まってしまい、どの会社を選んだらよいのかわからなくなってしまうからです。

提示された査定価格が高いからといって、売却予定のマンションよりよい条件をつけていないか?その逆はないか?場合によっては問い合わせをするかもしれません。
問い合わせをする際には、売却予定のマンションの詳細な情報を聞かれるかもしれないので、事前に準備をしておくべきなのです。
売却予定のマンションの条件やあなたの事情に一番近い条件で出された査定を見抜くためにも、事前準備は必要です。

一括査定できるからといって、多すぎてはだめ

また、一括査定サイトは複数社に対して一度に依頼できますが、多すぎるのも考えものです。
情報は多すぎると判断が難しくなります。
3~5社くらいまでに一括査定をお願いし、その回答内容やメール・電話でのやり取りなどから判断して2,3社に絞って、詳細な査定をしてもらうと、迷わずに仲介の不動産会社を決めていけるでしょう。

事前準備や不動産会社選びについては、こちらを参考に。
・事前準備
・査定・仲介をしてもらう不動産会社を探す
・売却物件の査定を依頼する
・査定サイト等の特徴

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