内覧にむけての準備

ささいなことに思えるかもしれませんが、中古マンションは、買う側からするととても大きな買い物なので、「買いたい!」と思ってもらうことがとても重要です。
必ずしもお金をかける必要はなく、「清潔に」「なるべく広く見えるように」「部屋のよいところをアピール」するなど、できることはやっていきましょう。

■場所別ポイント

玄関

まず、玄関から入るので印象はとても重要です。日頃から掃除をしておきましょう。
必要のない靴は靴箱に入れ、臭いがしないかも確認しましょう。
なお、収納場所は容量の確認のため開けて見られる場合がありますので、見られてもよいようにしておきましょう。

室内

部屋を広く見せることが重要です。不要なものは捨てるなど、きちんと片づけておきましょう。
エアコンもカビ臭いと印象が悪くなります。掃除をするとともに、臭いが気になるようならエアコンをつけずに窓を開けるなどしましょう。
室内の照明も明るいほうが印象がよいので、電球が切れていないか、暗くないか、照明が汚れていないか確認し、取り換え、掃除をしましょう
床もしっかりお掃除をしておきましょう。普段スリッパを使っていなくても、用意をしておくのも一案です。
ペットを飼っている場合は、ペットの毛がないかも確認・掃除しましょう。
障子や襖に破れのないように補修しておきましょう。
カーテンについても破れ、汚れ・臭いがないように洗濯・補修しましょう。

キッチン

キッチンの汚れは、お部屋全体の印象にも影響します。
レンジや換気扇など、油汚れは最低限落としましょう
また、水回りは特に清潔にしましょう。

浴室・水回り

カビや水アカは除去しておきましょう。臭いについても注意しましょう。

収納

収納スペースは、購入希望者が必ずチェックするポイントです。
押入れ・クローゼットの中も整理し、いつ見られてもよいようにしておきましょう。

バルコニーや庭

不要なものは捨てて、広く見せるようにしましょう。
洗濯物は片づけておきましょう。
鉢植えの手入れや雑草を抜くなどもきれいにしておきましょう。
網戸も忘れがちですが、掃除・補修をしておきましょう。

玄関ポーチなど

意外と汚れているので掃除をしておきましょう。隅や外壁に蜘蛛の巣などが張っていないよう。

■その他ポイント

内覧の時間帯

お部屋のアピールポイントにもよりますが、一般的には明るい日中がよいでしょう。
お部屋の向きによっては、東向きなら午前中など、不動産会社に言っておくとよいでしょう。
もちろん、夜景がおすすめであれば、昼と夜の2回きてもらうのもよいでしょう

お部屋を明るく

お部屋が明るいと印象がいいだけでなく、広くも見えます
カーテンなどすべて開けて、開放感がある明るい印象になるようにしましょう。
また、室内いたるところ(玄関から水回りまで)、すべてのお部屋の照明をつけておきましょう

室温

季節に合わせて、快適な室温になるように調節しておきましょう。
「お部屋はよかったけど寒かったね」などとならないように。
床暖房がある場合は、つけておくと(冬のみですが)説明もしやすいです。

室内の臭いについて

ペットを飼っている、たばこを吸うなど、自分にはわからなくても他の人には気になる臭いは多いものです。
臭いのもととなるカーテンを洗ったり、壁をふいたり、消臭剤などで十分にケアをしましょう。

この他にも

  • マンションの入り口・廊下についてもきれいなほうがよいので、大きなゴミがないか確認しておきましょう。
  • 小さなお子様がいらっしゃる場合は、内覧のときだけは公園に連れて行ってもらうなど、購入希望者がゆっくり見学できるように配慮されるとよいでしょう。

上記の準備以外のコツはこちら→「マンション売却における内覧の成功のコツ・ポイント

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